大判カメラに憧れて、Graflexの"Cworn
Graphic"(クラウン・グラフィック、スピードグラフィックの弟分)を買ったのはいいが、皿現像では痛い失敗をした。(その1、セーフライトでフィルムが完全露光。その2、暗黒の中手探りで現像したら現像ムラが・・・) 何とか良い方法はないかとネットで調べてコンビプランの現像タンクを見つけたが、2万円もする・・・。 あと、塩ビのパイプにフィルムと現像液を詰めてグルグル回すという方法もあるみたいだが、工作が大変そう。 そこで思いついたのが、4x5インチのフィルムが入る現像タンクにシートフィルムを固定するという方法。 |
|
右のタンクはアイ・エス・イーという会社の4Pタンク。 35ミリのリールが4本入る大きさで、4x5シートフィルムを縦に入れても充分余裕がある。 ちなみにヨドバシ価格で税込み2,572円。 ステンレス製なので温度管理もしやすいし、うまく工作すれば4x5専用ではなく、35ミリやブローニーの現像にも兼用できる。 |
|
工作は至って簡単。 タンクの内側の壁に、プラ板で作ったガイドを両面テープで貼り付けるだけ。 写真で見えてるガイドは片側3個だが、反対側は1個で充分。 要は、現像中にフィルムがずれて重なったりしなければいいのだ。 フィルムを曲げて入れてるため、弾力で良い具合に壁に張り付く。サイズに少し余裕を持たせ、少しだけフィルムが浮くぐらいにしておくと、現像後の取り出しもしやすい。 フィルムセット時はダークバックの中など手探りで行うわけだが、この方法だと結構楽にセットできる。当然、乳剤面を内側にしておく。 |
|
タンクで現像した結果。 フィルムのセッティングを確実に行えば失敗はない。 |