1.フィルムの装填 | |
ボディ背面 左側のボタンは裏蓋ロックボタンである。これを押すと裏蓋がパカンと開く。 ちなみに右側の大きい金具はフィルム巻き上げノブである。 |
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ブローニーフィルムの装填は一般的な二眼レフと同様で、フィルムのスタート位置を目印に合わせてやるだけである。 ちなみにフレクサレット6はセルフコッキング式となっており、フィルムの巻上げとシャッターチャージが同時になっている。 フィルムカウンターのチェックをしたい時は、スタートのマーク位置(白いポッチ)の上にあるツメを押さえつつ、フィルム送りのローラー部分(ゴムのついている軸)をシャッターがチャージされるまで回す必要がある。 ツメの部分はフィルムカウンターと連動しており、押さえを外すとカウンターがリセットされてしまう。 なお、裏蓋を開けた状態でシャッターをチャージして切ることは可能である。 |
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2.フィルムの巻き上げ |
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話を使用法に戻す。 フィルムを装填してフタを閉めたら、フィルム巻き上げノブを巻いていく。 フィルム一枚目の位置に来たらノブにロックがかかり、カウンターに1が表示される。 ここで重要なことだが、左図の左のダイアルは巻き上げ時に適切な位置にセットしておかなければいけない(0,1,2,3があり、クリックで止まるようになっている) このダイアルを中途半端な位置にしたままフィルムを巻き上げていくと、1枚目の位置で止まらず、延々巻とってしまうまで巻き上げる羽目になる。 これで撮影準備完了である。 |
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3.35ミリフィルムの使用法 |
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フレクサレットには35ミリフィルムを使用できるようにするオプションのアダプターがある。 革のケースに収まって、なかなか渋いが非常に実用的な物でもある。 フレクサレットを入手される際は是非一緒に入手されることをお勧めする。ちなみにアダプタには「6型&7型用」と「7型用」のものがあるが、6型では前者を使用する。「7型用」のものは6型では使用できない。 |
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ケースの中身 左から、フィルム用マスク、フィルム軸延長金具、巻き取りスプール、ファインダー用マスクである。 |
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4.アダプタのセット |
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まずフィルム室にフィルム用マスクをセットする。向きに注意。 | |
次に35ミリフィルムのパトローネと金具をセットする。 向かって左側の金具にはネジが切ってあるので、押さえの金具にねじこむ。 |
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取り付けるとこんな感じになる。 | |
フィルムをローラの下にくぐらせながら送る。 | |
この段階でフィルム先端を巻き取りスプールにセットする。 スプールには薄い金板が巻かれており、爪で引っ掛けて持ち上げながらパーフォレーションの穴を金具のツメに引っ掛ける。 |
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そのままフィルムを送り、マスク(フタを開けておく)の上に通す。 | |
スプールをセットして、マスクのフタを閉める。 |
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ボディの裏蓋を閉めると、35ミリフィルムを表す数字が表示される。 これはフィルム圧板がマスクを検知しているものと思われる。 そして、ひとたび35ミリフィルムを検出すると、フィルム送りは35ミリモードとなるのである。凄い! |
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ちなみにブローニーの時は60と表示される。 | |
最後にファインダー部に35ミリ用のファインダーマスクを落とし込む。 これでファインダーも35ミリモードに変身するのだ。 |
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5.フィルム巻き上げ |
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35ミリのフィルムマスクを装着した時点で巻き上げは35ミリモードとなる。 しかし、35ミリフィルムの巻き上げには重要な注意点がある。 ブローニーの所で説明したフィルムカウンタを思い出して欲しい。 右側のカウンタは巻き上げに連動してカウントアップされるが、実はフレクサレットには12までしかカウンタ値がなく、それを過ぎるとフィルム終了とみなされ、ストッパー効かずに最後まで巻き取られる仕組みとなっている。 35ミリでは、24枚とか36枚まで撮影できるが、このままでは12枚までしか撮れないことになる。 そこで、左側のダイアルの出番となる。 これはフィルムの「10の位」を表すもので、撮影者はフィルム10枚撮るごとにこのダイアルを進めてやる必要がある。 具体的に言うと、最初は0にセットしておき、撮影を続ける。そして10枚目を撮り終えフィルムを巻き上げたところでカウンタが11になる。 この時、左のダイアルをひとコマ回して、「1」にする。 すると右のカウンタは「1」にリセットされる。左の数字が「1」で右も「1」となり、フィルムは「11枚目」ということになる。 そして、また10枚連続して撮れる状態となるのである。 この動作を10枚ごとに繰り返し、35ミリフィルムでも所定の枚数の撮影が可能となる。 この操作を忘れると、12枚目の次、13枚目は撮影できず、フィルムが最後まで巻き取られることになってしまうので要注意!である。 |
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ちなみに、不幸にもカウンタ操作を忘れた場合、対処法がある。 先ほどパトローネの装着の所で説明したねじ込み金具であるが、それには本体左側面下側のノブが連動している。 また、フィルム巻き上げノブの中央部はボタンとなっており、ここを押すとフィルム逆転防止機能が解除される。 このことを利用して
ちなみに、普通にフィルム撮影が終了した場合も、上記1〜2の手順で巻き戻しの操作を行う。 ブローニーと同じ感覚でボディの裏蓋を開けてしまうと悲惨なことになる。 |