その2:スキャンの手順とホコリの処理
以下の手順はあくまで自己流です。
大量のコマをバッチスキャンで一括取り込みする方もいますが、取り込み時の画質調整など作業効率を考えると、今のところ標準スキャンユーティリティを使うのが一番効率が良いように思います。
- フィルムを取り出し、ホルダにセットする
この時、右手は素手でフィルムの端を持ち、フィルムを押さえつけるのには手袋をした左手で行います。
ツルツルした面(数字のコマ数表示が読める面)を上にします。 - ホルダのフタをして、ブロワ-でホコリを飛ばす
表面だけでなく裏面も忘れずに
- スキャナにホルダをセットして、インデックススキャン→プレビュースキャンをする
インデックスは最初の1枚で良いと思います(時間が掛かるので)
次に写真が写っているコマを選択してプレビューボタンを押す
- プレビュー画面でホコリの状態を確認する
目に見えない小さなホコリ・チリでもプレビュー画面で確認できます
- 気になるゴミが写っている場合、一旦ホルダを吐き出して再度フィルムの掃除を行う
この時プレビュー画面とフィルムを見比べてやるとやりやすいです
またブロワーで取れないゴミは手袋で軽く拭くと取れることがあります
- ホルダをスキャナにセットして再度全コマをプレビュースキャン
ホルダの出し入れを行うとコマの位置が微妙にずれますので
- 各コマのクリッピング、画質調整を行う
時々、フィルム1本位の間隔でピント調整(オート)を行うと良いでしょう
露出補正は再度プレビューが掛かってしまうので、私は「画質調整」で明るさ・コントラストの調整を行っています
また、この時コマごとに取り込み解像度を変更できます。人物が写っているコマは3200dpi、風景だけのコマは1600dpiなどと使い分けています
- 必要なコマを選択して本スキャン
保存先と連番の最初の数字を聞いてきますので、適当に設定して取り込み
上記手順で、24枚撮のフィルム1本あたりの作業時間は1時間弱といったところでしょうか。
本スキャンは結構時間が掛かるので、何か別のことをしながら「ついでに」作業するといった具合です。
ちなみに、私の取り込み設定は
・ネガAE:Auto
・スキャン時のAF:off(ひとコマごとにピント調節が行われるので時間が掛かる)
・取り込みモード:8bit(Jpegは8bitまでのサポートとなっているため)
・マルチサンプルスキャニング:OFF(2回以上にすると余計な時間が掛かるし、ネガではあまり効果がない)
・Pixel Polish:フィルムの状態が悪い時だけON
・埃除去:手で取れない細かいゴミがある時はON。通常の埃では効果が薄い
・粒状軽減:中程度(眠くなるという人もいますが、ネガにはそこそこ効果があると思われる)
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