チープな外観と相俟って素晴らしい描写をすることで有名なロシア版おもちゃ(っぽい)カメラ。 絞りはフィルム感度の指標に合わせ、シャッタースピードはその日の天気によってアイコンで合わせる。さらに、ピントは文字通り「目測」である。 被写体までの距離を見積もってレンズの距離目盛を合わせる。この目盛りが正確とは限らないので、神経質にメジャーなどで距離を測る必要はないと思われる。 ちなみにこの固体のシリアルナンバーは92番台。1992年といえば前年にソビエトが崩壊し、ロシア国内は正に大混乱の最中にあった年である。 そんな混乱期に生産されたせいか、スメ8のデッドストック品が多数出回っている。うちのカメラはフォトショップ・サイトウさんで購入した。 |
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露出は基本的にフィルム感度とお天気の組み合わせによるが、それぞれをずらしすことで、ある程度絞りとシャッタースピードの組み合わせを変えることができる。 例えば、ISO200のフィルムを入れた場合絞りは16。この時天気が曇りであればシャッターは1/30になるのであるが、それでは手ブレが心配である。 そんな場合は、絞りを2段開けて8にし、シャッターを同じく2段速くして1/125(晴れの位置)にすれば、手ブレを防げる。 このテクニックは、LOMO.rganizationのSMENA8Mのページで詳しく解説されている。 |
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フードと内面反射対策は必須である。 左の写真は対策前に撮ったものであるが、右下の部分に何面反射の影響が出ている。 |
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最初の頃は黒画用紙をカメラ内部に貼っていたが、(有)ホライズン エンタープライズにてちゃんとした植毛紙を購入した。 CMEHAPPYさんのHPにスメ8のフィルム室に貼る植毛紙の型紙が公開されていたので、それに合わせてカットしたらピタリと収まった。他にルビテルやAGATのテンプレートも公開されている。 フィルムのケースを輪切りにしてレンズフードにする方法がネットで多数紹介されているが、そのままだと簡単にポロリと外れてしまうので、根本に植毛紙を巻いて滑り止めにした。 |
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スメ8用のフラッシュとして「ヒカル小町10i」を購入した。 10iは単三電池1本で駆動。とてもコンパクトでスメ8に似合う。 このフラッシュにはシンクロコードが付属しているので、ルビテルやゾルキーなどにも転用が可能で便利である。 ちなみに、この10iはデジカメ対応ではないが、スレーブ発光することが可能である。が、D70の場合、本体をマニュアル発光にしておいて10iの光センサーを覆っているカバーを外すことで、補助光として利用できる。 |
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チャージボタンに指が当たるので15センチのケーブルレリーズも購入。 ねじが付いているので、バルブ撮影をすることも可能である。しかもコンパクトなので持ち運びに便利。 実際の撮影に使うよりは、バルブ固定にしてレンズの調製などに使用していることが多い。 |
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