前回まではFM専用ラジオの製作でしたが、今回はaitendoのM6955モジュールを使ったマルチバンドラジオの挑戦です。
お値段は1個950円と少々お高めですが、FMだけでなく、AMとSW(短波放送)も受信できるスグレモノです。
遠いむか~しに、BCLブームというのがあって、雑音だらけのラジオに耳を澄ませていたのが懐かしいですね。
今や、小指の先に乗るほどのICチップとマイコンで自由に操作できる時代になりました。早速Arduinoの電子工作にチャレンジしたいと思います。
電子工作、プラモとかいろいろ工作日記
今回こだわったのは放送局名の表示とロータリーエンコーダによる選局。
1号機は放送局はおろか受信中の周波数の表示もなかったので、ソースにカナ交じりでハードコーディングしました。
半田付けはせず、小サイズのブレッドボードにArduinoとラジオモジュールを配線したままで筐体に押し込みました。
木箱の裏ブタはしない方が音質が良いようです。スピーカーはダイソーの300円スピーカですが、今まで試した中で抜群に良い音が出ています。
パソコンの外部スピーカ兼FMラジオとして使用しています。なお、ラジオモジュールの方は、スライドスイッチにてオン・オフできるようにしました。
ただ、ロータリーエンコーダの方はチャタリングが取り切れてないので、どこかで改修したいと思います。
アマゾンのFMラジオキットの出来に気を良くして、aitendoのネットショップを物色してみるとラジオのキットが続々、どれも気を引かれるが特に気になったのがマイコンで制御するDSPモジュールたち。
中でもM5807ラジオモジュールは単体で190円。ブレッドボードに組むためのDIP化基板も5枚で90円と驚きの低価格。
早速通販で取り寄せてみました。
Aitendoさんってかつては秋葉原にリアル店舗があって激安液晶モジュールを買ったこともあるのですが、現在諸事情により通販のみとのこと。
サクサクっと、ブレッドボードに配線してみました。
Atmegaには秋月さんのArduinoクローンを参考にしたラベルを貼りました。非常に見やすくてGOOGです。
で作ったFMラジオですが、イヤホンをつなげて聞くのは面倒くさいので、スピーカーを鳴らすようにしました。
秋月電子のユニバーサル基板でつくる386アンプキット240円と、ダイナミックスピーカー 8Ω56mmΦ100円を購入。
それをセリアの可愛い木箱に収めました。
ラジオ基板の方はスイッチ類とLEDを半田を溶かしてはがして(この作業が一番大変)、基板の反対側につけなおしました。今後このキットを買って同様にケースを収める方は、最初から裏側にスイッチ類を付けることも念頭に置いておいた方が良いかも。
ニッケル電池の容量が少なくなるとアンプが音割れするので、アマゾンの電圧計を付けました。常時点灯なので、そっちに電池が食われるかも。