2009.07.21
前回紹介したシフトレジスタの実験回路、非常に簡単なものですが一応アップしておきます。
データシートのタイミングチャートを見ると、このICの面白い特性が分かります。
CLRとBピンがH状態の時、クロックと同期を取ったAピンの立ち上がりでQAがHとなり、以後クロックの上げ下げに応じてH状態がQA=>QB=>QCとシフトしていきます。
この機能を応用して、例えば"00001101"の状態を作り出すには、タイミングチャートのように、Aピンを2クロック分H、1クロックL、1クロックHとし、あと4クロック分Lを送れば実現されます。
クロックの変化がない限り状態は保持され、またクロックの周期はランダム(1usとか10ms)でもOKです。
前回紹介したプログラムでは、LEDが右から左へ移動しているように見せかけるため、シフト中はDelayを入れていないためLEDの点滅が感じられず、状態変化時だけにDelayを入れて、光っている状態を見せているように工夫しています。
これだけの操作を、PICからはたった2本のI/Oピンで制御できるのです。