アップグレードはするべきか?


早くも結論ですが・・・皆さんもそこが一番知りたい所なのではないでしょうか。
その前に、私が今回アップグレードした理由を述べておきましょう。

実は私は2年掛かりで、VBのソフトを組んでいるのですが(知らず知らずのうちに大規模なものになってしまいましたが)、最近になってインストールトラブルの苦情が出るようになりました。
調べたところ、どうも別のソフトに付いていたグリッドコントロール(Grid32.ocx)のバージョンが競合しているようだったので、グリッドを外してインストーラを作ったところ、今度はソフトが動かないという事態に陥ってしまいました。
もう一方のソフトを外すことも考えましたが、そっちはメーカのエンジニアじゃないとインストールできないソフトで、おまけにインストール料が何万も取られてしまうと言うではないですか...。
そうこうしているうちにVB6のアップグレード案内が届き、早速MicrosoftのHPで情報を見てみました。
VB6ではGridコントロールがフレキシブルGridに変更になったらしい。そういえば以前読んだ雑誌で、Gridはバージョン競合を起こすというようなことも書いてあった。Gridのocxが別のもになれば競合もしないはず・・・。ということで、急場しのぎにすぎないが新しいVBでいこう!ということになったのです。

つまり私自身としては、Gridのトラブルさえなければ依然としてVB4を使っていたであろう、ということです。
で、結論を言えばVB4あるいはVB5からVB6にアップグレードするには魅力は薄いというのが個人的見解です。
理由として、

  1. バージョンアップグしても使い勝手は良くなっていない
    開発環境のMDI化、ヘルプのMSDN統合などを見ると、使い勝手はむしろ悪くなってるような気がします
  2. アップグレード料が高い
    今回の案内ではVB4からVB6の値段が34,800円でした。VB4からVB5の時も確か2万以上だったと思います。
    ソフトハウスで経費は会社持ちというならいいでしょうが、個人ユーザにとって毎年2万の出費は大きいのではないかと思います。
  3. やっぱりコストパフォーマンスは高い
    VB6ではWindowsのネイティブコードが出力できるというので期待したのですが、依然としてランタイムDLLは必要です。
    特にフリーウエア等を作る場合、配布ファイルは少なくインストールも簡単な方が良いのでこの点を改善してもらいたいと思っている人は少なくないと思います。また、VBのバージョンごとにDLLが違うというのも気になるところです。

ということが挙げられます。
逆に良くなった点として、WEBアプリ開発の強化が挙げられますが、私個人としてはそんなに需要があるとは思えません。
(MicrosoftがWEBにこだわるのには、それなりの理由があるようですが・・・)

私がもうひとつメインに使っている言語にDelphiというのがありますが、こちらは2.0から、3.0→3.1→4.0、と真面目にバージョンアップをしていますが、コストパフォーマンスはまあまあだと思います。


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