サンライズエクスプレスの旅から一ヶ月。突然出張出張の命令が下った。場所は熊本である。
市内にて2時間ほどの打ち合わせ、その後はフリーという(夢のような)内容である。
早速「JR時刻表1月号」を購入し、入念なプランを練る。・・・できた!
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熊本へは飛行機で福岡へ飛び、博多から「リレーつばめ」に乗って行くのが私の定番である。
しかし、今回は違う。市内で午後一の会議である。遅れるわけにはいけない。
よし、前泊だ。熊本空港から市内までタクシーを飛ばすと経費が嵩む。肥後大津に泊まろう!
などと言い訳がましいごたくを並べ、肥後大津のビジネスホテルに泊まることにした。
宿を大津にしたのには訳がある。
8時1分、豊肥本線下りの気動車に乗る。
車窓からの阿蘇の山々の眺めは格別である。
通過駅の瀬田。今日最初のミッションに胸が高鳴る・・・
そして立野で下車。 |
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待っていたのは南阿蘇鉄道の8時16分発2001Aレールバス。
車内にて運転手さんから一日乗車券1000円也を購入。
立野〜高森間は片道470円で普通に運賃を払ったほうが安いが、一日乗車券の方が記念になる。
乗客は自分の他に2〜3人ほど。
1人は鉄道会社の人と思われる。
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自分以外に観光客は居ないと思われるが・・・
運転手さんはご丁寧に立野第一橋梁で一時停車して橋の高さなどを説明してくれた。
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回り一面、山、山、山である。
列車は8時46分に高森に着。
近くには高千穂鉄道とつなげようとした際に掘られたトンネルの跡があるということだが折り返しは6分後である。
涙を飲んで、乗ってきた列車に・・・
途中の「阿蘇下田城ふれあい温泉駅」には駅の中に温泉もあるらしいのだが、この時間はまだ営業していない。
立野に戻り、豊肥本線で熊本へ向かう。まだ仕事の事は忘れてはいない。
しかし、その前にもう一つやることがある。
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熊本市内で太平燕(タイピーエン)を食らうのである。
熊本阪神の8Fにある老舗の中華料理屋とのことである。
奮発して「太平燕セット」を注文。
満腹になったところで、そろそろ仕事場へ向かう。 |
南阿蘇鉄道には観光用のトロッコ列車も走る。
立野第一橋梁で渓谷を見下ろすのもスリル満点らしいので、機会があればチャレンジしたい。
Memo.003 「そして指宿温泉へ」 へ続く... |