アオシマの水上機母艦「秋津洲」です。実際には飛行艇の母艦として開発されたそうです。
秋津洲は艦尾の大型クレーンが特徴的ですが、アオシマのスーパーディティールキット(SD)にはエッチングのクレーンが付いているものの、標準パッケージはプラスチックのクレーンとなっています。手痛い出費ですが、ピットロードのエッチングで代替することにしました。
PE79「1/700 WWII 日本海軍 水上機母艦」用というもので、秋津洲の他に明石や千歳、長鯨、迅鯨などのパーツも一緒になっているので、使いようによってはお得かも知れません。
まずは、ランナーを台所洗剤でジャブジャブ洗います。パーツが破損しないように気を付ける必要があります。
舷窓は0.3ミリのピンバイスで掘り下げました。タミヤの精密ドリル刃 0.3mm (軸径 1.0mm)はポキポキ折れてしまいます。タミヤ クラフトツール 極細ドリル刃 0.3mmの方が折れにくいようです。
艦底にはナットと強力磁石を仕込んでおきます。組み立てや塗装、ディスプレイする時に重宝します。
サフを吹いて舷側の張り合わせ鉄板の表現をします。
リノリウム押さえは、真鍮ブラシから生成した0.1ミリの真鍮線で表現してみました。
アオシマのエッチングは甲板の滑り止めまで表現されています。接着強度を上げるためにプラスチック側に幾つかの穴を開けて瞬着を流し込みました。
飛行艇用のターンテーブルはこの小ささです。
艦橋の手摺、ラッタルなど。専用品なのでサイズはバッチリです。
これも秋津洲の特徴である迷彩模様ですが、アオシマのデカールが素晴らしいのでそのまま使用しました。
付属の飛行艇。97式飛行艇のフロートを押さえる細いパーツがおれたので、真鍮線で再生しました。あと、プロペラはエッチングになっていますが、今つけると絶対完成前にポロリと外れるので、最後に仕上げることにします。
前半分ができました。