タミヤの1/35「一式砲戦車」の続きです。
日本陸軍戦車の迷彩は、ドイツ軍などと違って境界をぼかさないシャープな輪郭が特徴です。
今まで、「九七式戦車チハ」や「九四式軽装甲車」の製作では気合を入れて筆塗を行っていましたが、今回は「英空母ハーミーズ」と同様、マスキングゾルを使って三色迷彩を塗装を行います。
ちなみに、キットの塗装指示では左側面と前後の絵しか表示されていないので、見えない絵は想像で補いました。
マスキングゾルの良いところは塗料が漏れて滲む事故が無いことと、ゾル自体が水溶性なので、硬化後剥がれにくくなった時はしばらく水に浸して置くと、溶けて剥がれやすくなることです。
塗装の順序は、枯草色⇒草色⇒土地色、としました。
ゾルを剥がすと、境界がクッキリ現れ満足です。
エンジングリルのカバーもゾルのお蔭で奇麗に塗り分けられました。
転輪の方は雲模様ではなく、三色の塗り分けとなります。ただ、数が多くて大変でした。
前回発覚した砲塔側面の窓のカバーですが、0.5ミリのプラ版と1ミリのプラ棒で複製できました。
色を塗って貼り付ければ、ほぼ模造品とはばれないでしょう。
サビサビの排気管は、今回はダークブラウン系のアクリル塗料に白砂という細かい砂をさらに潰したものを混ぜて塗りました。
OVMの塗装です。今回は木の部分の表現として、バフ系の色を塗った上に水性のガンダムマーカーで塗りつぶし、拭き取るという工程を試してみました。
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