2.簡単な操作 書類を開く |
イラストレータを操作して書類を開くには何通りかの方法が考えられますが、ここでは
という3通りの方法について考えていきます。サンプルプロジェクトをここからダウンロードしてください。
まず、イラストレータのプログラミングに入る前にプロジェクトの参照設定でタイプライブラリScriptingSupport.aipを設定しておきます。(1.プラグインのインストールを参照してください)
ソースファイルはわずか13行です。
Dim appRef As New Illustrator.Application Private Sub cmdNew_Click() appRef.Documents.Add End Sub Private Sub cndNewSize_Click() appRef.Documents.Add aiColorCMYK, 600, 800 End Sub Private Sub cmdOpen_Click() appRef.Open App.Path + "\sample.ai" End Sub |
1行目はappRefという変数にイラストレータのアプリケーションオブジェクト(Illustrator.Application)代入しています。これ以後プログラムではappRefを通してイラストレータを操作していくことになります。
空白の文書を作るには、アプリケーションのDocumentsプロパティにAddします。
appRef.Documents.Add
この場合、新規文書にはデフォルトのカラーモードとサイズが適用されます。
カラーモードとサイズを指定することも可能です。
appRef.Documents.Add aiColorCMYK, 600, 800
CMYKカラーで幅600X高さ800ポイントの文書ができます。
既存のファイルを開くにはアプリケーションのOpenメソッドを使用します。
appRef.Open App.Path + "\sample.ai"
とても簡単ですね。
ここで注意しておくことが一つ。このプログラムを実行する前にイラストレータを起動しておかないと画面の表示がおかしくなります。これを避けるにはShell関数等を使ってVBからイラストレータを立ち上げてやればOKです。
次回は線の引き方を解説します。
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